【IT用語】SVG

SVGとは?

SVG(Scalable Vector Graphics)は、ベクター画像をXML形式で表現するファイル形式です。
拡大・縮小しても画質が劣化せず、テキストエディタで中身を編集できるのが特徴です。

  • ベクター画像 → 線や図形を数式で表現(拡大してもきれい)
  • ラスター画像(JPEG/PNGなど) → ドット(ピクセル)の集まりで表現(拡大するとぼやける)

SVGの特徴

  1. 拡大縮小しても劣化しない
    → ロゴやアイコンに最適。
  2. テキストとして編集できる
    → 色やサイズを直接コードで変更可能。
  3. CSSやJavaScriptと連携可能
    → Webページにアニメーションを付けられる。

例:シンプルな円を描くSVG

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<svg width="200" height="200"
     xmlns="http://www.w3.org/2000/svg">
  <!-- 赤い円 -->
  <circle cx="100" cy="100" r="80" 
          fill="red" stroke="black" stroke-width="3"/>
</svg>

解説

  • <svg> : SVG全体を囲むタグ(幅200px、高さ200px)
  • <circle> : 円を描くタグ
    • cx="100" cy="100" → 中心座標 (x=100, y=100)
    • r="80" → 半径80
    • fill="red" → 塗りつぶし色は赤
    • stroke="black" → 外枠は黒
    • stroke-width="3" → 外枠の太さは3px

このコードをメモ帳に貼り付けて sample.svg として保存し、ブラウザで開くと赤い円が表示されます。