プロアクティブとは
プロアクティブとは、問題や変化が起きてから対応するのではなく、起きる前に予測して、先回りして行動することです。
英語では Proactive と書きます。
何系の用語か
主に次の分野で使われる言葉です。
- ビジネス用語
- マネジメント用語
- 人材評価・仕事術の用語
- IT運用・リスク管理の用語
日本語では、次のように言い換えられます。
- 先回りして行動する
- 主体的に動く
- 予防的に対応する
- 問題を未然に防ぐ
分かりやすい例
仕事での例
毎月、月末になると業務が集中して残業が増えているとします。
月末になってから慌てて人員を増やすのではなく、事前に作業量を予測し、月の途中から仕事を分散しておくことが、プロアクティブな対応です。
プロアクティブな行動
月末は忙しくなりそうなので、今週中に一部の作業を終わらせておこう。
システム運用での例
サーバーの容量が不足してシステムが停止してから対応するのではなく、容量の使用率を監視し、限界に達する前に増設することです。
データ量の増加傾向から、来月には容量不足になる可能性がある。今のうちに容量を追加しよう。
接客での例
顧客から「使い方が分からない」と問い合わせが来るのを待つのではなく、迷いやすい部分を事前に説明した案内を送ります。
この操作は間違えやすいため、利用開始前に説明資料を送っておこう。
日常生活での例
雨が降ってから傘を買うのではなく、天気予報を確認して事前に傘を持って出ることも、プロアクティブな行動です。
反対の言葉
プロアクティブの反対としてよく使われるのが、**リアクティブ(Reactive)**です。
リアクティブは、何かが起きた後に反応して対応することを意味します。
| 種類 | 行動 |
|---|---|
| プロアクティブ | 問題が起きる前に先回りして対応する |
| リアクティブ | 問題が起きてから対応する |
たとえば、パソコンが故障した場合では次の違いがあります。
- プロアクティブ:故障に備えて定期的にバックアップを取る
- リアクティブ:故障してからデータの復旧を試みる
「積極的」との違い
プロアクティブは「積極的」と訳されることがありますが、単に行動量が多いという意味ではありません。
重要なのは、将来を予測し、自分から先に動くことです。
たとえば、頼まれた仕事をすぐに大量に処理するだけでは、積極的ではあっても、必ずしもプロアクティブとは限りません。
一方で、今後必要になる資料を予測し、頼まれる前に準備しておく行動はプロアクティブです。
用例
- プロアクティブに課題を発見する
- プロアクティブな対応を行う
- プロアクティブに顧客へ連絡する
- 障害を防ぐためのプロアクティブな監視
- 指示を待たず、プロアクティブに行動する
まとめ
プロアクティブとは、将来起こりそうな問題や必要事項を予測し、頼まれたり問題が発生したりする前に、自分から行動することです。
単に「積極的に動く」というより、予測・先回り・予防が重要な言葉です。