ダブルスタンダードとは、
同じような状況なのに、相手や立場によって判断基準を変えることです。
英語表記は double standard です。
日本語では 二重基準 とも言います。
何の用語か
特定の専門分野だけの用語ではなく、主に以下のような場面で使われる一般的な言葉です。
- 日常会話
- 政治・社会問題
- 職場や学校
- 人間関係
- 倫理・道徳の議論
要するに、**「それ、自分に都合よく基準を変えてない?」**という批判で使われることが多いです。
例1:職場でのダブルスタンダード
上司が部下に対して、
「遅刻は社会人としてありえない」
と言っているのに、上司自身はよく遅刻する。
しかも自分が遅刻したときは、
「電車が遅れたから仕方ない」
「昨日遅くまで仕事していたから」
と言い訳する。
これは、
部下には厳しい基準を使うのに、自分には甘い基準を使っているので、ダブルスタンダードです。
例2:人間関係でのダブルスタンダード
ある人が恋人に対して、
「異性と2人で食事に行くのは嫌だ」
と言う。
でも自分は異性と2人で食事に行き、
「自分の場合はただの友達だから問題ない」
と言う。
これも、
相手には禁止するのに、自分には許可するという二重基準です。
例3:政治や社会問題でのダブルスタンダード
Aという政治家がミスをしたときは、
「これは大問題だ。辞任すべきだ」
と強く批判する。
でも、自分が支持しているBという政治家が同じようなミスをしたときは、
「誰にでもミスはある」
「そこまで責めることではない」
と言う。
これは、
同じ行為なのに、好き嫌いや立場によって評価を変えているため、ダブルスタンダードと言われます。
例4:親子関係でのダブルスタンダード
親が子どもに、
「スマホばかり見るな」
と言っているのに、親自身は食事中もスマホを見ている。
この場合、子どもから見ると、
「自分にはダメと言うのに、親はやっている」
となります。
これも分かりやすいダブルスタンダードです。
ポイント
ダブルスタンダードの本質は、単に「基準が2つあること」ではありません。
問題になるのは、
本来は同じ基準で判断すべきなのに、自分に都合よく基準を使い分けることです。
たとえば、子どもと大人でルールが違うこと自体は、必ずしもダブルスタンダードではありません。
年齢・責任・立場が違うため、合理的な理由がある場合は「正当な区別」です。
一方で、合理的な理由がなく、
自分はOK、相手はNG
味方はOK、敵はNG
強い立場の人はOK、弱い立場の人はNG
のようになると、ダブルスタンダードと批判されやすくなります。