【IT用語】スケールアップ(scale up)

🔹スケールアップとは?

スケールアップとは、
1台のシステム(サーバーなど)をより高性能にすることで、処理能力を上げる」ことです。

簡単に言えば、
👉「マシンをパワーアップする」という考え方です。


💡具体例で理解する

🖥️ 例1:会社のサーバーの場合

あなたの会社が、1台のサーバーでホームページを運用しているとします。
アクセスが増えて、処理が追いつかなくなったとき──

  • スケールアップ
    その1台のサーバーの CPUをより速いものに交換したり、メモリを増設 する。
  • スケールアウト(比較のため)
    サーバーを もう1台、2台と増やして分散処理 する。

つまり、

スケールアップは「1台を強化」
スケールアウトは「台数を増やす」


💼 例2:飲食店でたとえると

あなたが小さなカフェを経営していて、人気が出てきたとします。

  • スケールアップ
    同じ店舗の中で、より高性能なコーヒーマシンを導入したり、
    厨房を改装して効率を上げる。
  • スケールアウト
    別の場所にもう1店舗オープンする。

どちらも「お客さんをより多くさばく」ための方法ですが、
スケールアップは「1店舗を強化する」イメージです。


⚙️ ITシステムでのメリット・デメリット

項目スケールアップスケールアウト
方法1台の性能を上げる台数を増やす
メリット管理がシンプル・既存構成のまま強化できる柔軟で高い拡張性
デメリット限界がある・1台が壊れると全停止設計が複雑になる

🧠 まとめ

用語意味たとえ
スケールアップ1台をパワーアップ「小さなカフェに高性能なマシンを導入」
スケールアウト台数を増やす「2号店・3号店を出す」