
メタ情報(metadata)とは、**「データそのものではなく、そのデータを説明するための情報」**のことです。
わかりやすくいうと、データの付箋やラベルのような役割を持ちます。
例で理解するメタ情報
📸 写真の場合
- データ本体:写真の画像データ(画像そのもの)
- メタ情報:
- 撮影日時(2025年9月12日 10:30)
- 撮影場所(東京タワー)
- カメラの種類(iPhone 15 Pro)
- 解像度(4032×3024)
👉 写真そのものには「東京タワー」という文字は入っていなくても、メタ情報から「どこで・いつ撮られたか」が分かります。
🎵 音楽ファイルの場合
- データ本体:曲の音そのもの(mp3, wav など)
- メタ情報:
- 曲名(「My Song」)
- アーティスト名(加藤 隆正)
- アルバム名(Best Hits 2025)
- 再生時間(3分45秒)
👉 音楽プレーヤーが一覧で曲名やアーティストを表示できるのは、このメタ情報のおかげです。
📄 文書ファイルの場合
- データ本体:文章の中身(例:「ServiceNowの使い方」)
- メタ情報:
- 作成者(加藤さん)
- 作成日時(2025/09/12)
- ファイル形式(docx)
- ファイルサイズ(1.2MB)
👉 ファイルを開かなくても「誰がいつ作ったか」が分かります。
日常生活でのたとえ
図書館の本を思い浮かべるとわかりやすいです。
- 本の中身(本文) → データ
- タイトル、著者名、出版年、ジャンル、図書館の分類番号 → メタ情報
本を探すとき、本文を一冊ずつ読むのではなく、メタ情報(目録カードや検索システム)を使って見つけます。
✅ まとめ
メタ情報は データを効率的に整理・検索・理解するための「情報の情報」。
もしメタ情報がなければ、データを探したり使ったりするのが非常に不便になります。