
UML(ユ―エムエル)とは、Unified Modeling Language(統一モデリング言語)の略で、ソフトウェアやシステムの構造や動作を図(ダイアグラム)で表現するための標準的な方法です。特にオブジェクト指向プログラミングでよく使われます。
🔧 UMLって何のために使うの?
ソフトウェアの設計や仕様を「図で視覚的に表現する」ことで、
- 複雑な構造を理解しやすくする
- チーム内の認識を揃える
- 実装前に全体像を把握してミスを減らす
といった目的があります。
📘 UMLの主な図(ダイアグラム)と例
以下に代表的なUML図とそのイメージ例を挙げます:
① クラス図(Class Diagram)
→ システムの構造(クラスやその関係)を表す図
🧩 例:動物を扱うアプリ

➡「Animal」という親クラスを「Dog」が継承している関係。
② ユースケース図(Use Case Diagram)
→ ユーザーとシステムの関係を表す図
👤 例:ネットショッピング

➡ ユーザーが何をできるのかをざっくり把握するのに便利。
③ シーケンス図(Sequence Diagram)
→ 時間の流れに沿って、オブジェクト同士のやり取り(メッセージのやり取り)を表現
📩 例:ログイン処理

💡 まとめ
図の種類 | 用途 |
---|---|
クラス図 | クラスやその関係を設計 |
ユースケース図 | ユーザー視点の機能把握 |
シーケンス図 | 処理の流れとやりとりの整理 |