【IT用語】ネクストホップ(next hop)

「ネクストホップ(next hop)」とは、**ネットワーク上でパケット(データ)を送る際に、次に中継する機器(ルーターなど)**のことを指します。


🔍 定義

ネットワーク機器がデータを送るとき、「目的地に行くには、まずどこに送ればよいか?」という“次の行き先”がネクストホップです。


🧭 例:郵便にたとえると

あなたが「東京」から「大阪」に手紙を出すとします。

  1. まず近所のポストに投函します。
  2. 手紙は地元の郵便局に行きます(ここが最初の中継地点)。
  3. その後、「東京 → 名古屋 → 大阪」のように中継されていきます。

このとき、各郵便局が「次にどの局に送るか」を決めるのがネクストホップです。


🖧 ネットワークでの実際の例

状況:

  • あなたのPCが「192.168.1.10」
  • インターネット上のGoogle(8.8.8.8)にアクセスしたい

ルーターの経路情報:

宛先ネットワークネクストホップ
8.8.8.8192.168.1.1(家庭のルーター)

この場合、あなたのPCは「Googleに行きたいなら、まず192.168.1.1に送れ」と教わります。


💡 ポイントまとめ

用語意味
ネクストホップ次にパケットを送る機器のIPアドレスなど
目的パケットを最終的な目的地に届けるための中継先