
「クラスファイル」とは、Javaというプログラミング言語で使われる実行可能なファイルのことです。拡張子は .class
です。
🔧 ざっくり言うと
- Javaのソースコード(.javaファイル)をコンパイル(変換)すると、
.classファイル
ができます。 - この
.class
ファイルを Javaの実行環境(JVM=Java Virtual Machine)が読み込んで、プログラムを動かします。
📘 例で理解
① Javaのソースコード(Hello.java)
public class Hello {
public static void main(String[] args) {
System.out.println("こんにちは!");
}
}
このファイルは Hello.java
というソースコードです。これは人間が書いた、まだコンピュータには理解できない状態です。
② コンパイル
この Hello.java
を次のコマンドでコンパイルします:
javac Hello.java
すると、次のファイルができます:
Hello.class
③ 実行
次のコマンドで実行できます:
java Hello
実行結果:
こんにちは!
🧠 クラスファイルに含まれるもの
- Javaバイトコード(JVMが解釈する機械語のようなもの)
- メソッドや変数の情報
- クラスの構造(継承関係など)
📦 例えるなら…
.java
は「設計図」.class
は「設計図から作られた部品」- JVM は「その部品を動かすエンジン」
💡補足
.class
ファイルは プラットフォームに依存しない ため、WindowsでもMacでも同じものを使えます。- 複数のクラスがあると、複数の
.class
ファイルが生成されます(1クラス = 1クラスファイル)。