
「オペランド」という言葉は、演算の対象となる値やデータを指します。もう少し噛み砕くと「計算するときに入力する材料」のことです。
基本のイメージ
- 式 = 「演算子」+「オペランド」
- 演算子(operator) = 足す・引く・掛ける・割る などの“操作”
- オペランド(operand) = 実際に操作される“数値や変数”
例1:算数の式
3 + 5
- 「+」 → 演算子(プラスする操作)
- 「3」と「5」 → オペランド(足される対象)
例2:プログラミング
val x = 10
val y = 20
val result = x * y
- 「*」 → 演算子(掛け算の操作)
- 「x」と「y」 → オペランド(掛け算の対象、つまり 10 と 20)
例3:ITシステムでの検索条件
SQL のような検索条件でもオペランドが使われます。
SELECT * FROM users WHERE age > 18;
- 「>」 → 演算子(大きいかどうかを比べる操作)
- 「age」と「18」 → オペランド(比較する対象)
たとえ話
料理に例えると…
- 演算子 = 「包丁で切る」「フライパンで炒める」などの“調理方法”
- オペランド = 「にんじん」「たまねぎ」などの“食材”
つまり「どう調理するか」が演算子、「何を調理するか」がオペランドです。